農林水産省は、平成23年度「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」の新規課題の公募を開始した(募集締切:平成23年2月18日(金)正午(厳守))。同事業は、「食料・農業・農村基本計画」等に位置づけられている、「自給率の向上」「農業・農村の6次産業化の推進」「地球温暖化対策の強化」等の達成のため、産学官が研究能力を結集し、幅広い分野の基礎・基盤技術を活用することで、農林水産・食品産業の現場の技術的課題の早急な解決を目指すもの。このうち「研究成果実用型研究」では、同省が推進する「農業新技術200X」(省エネルギー技術を活用した低炭素農業を実現するための技術など)を、生産現場へ定着させるための追加的な研究などを対象とする。また、「現場ニーズ対応型研究」では、農林水産・食品産業の現場の課題解決を早急に図る必要性が高い研究課題を対象としており、同省では審査の一基準として、早急に解決する必要性の高い行政課題(バイオマスのカスケード(多段階)利用技術の開発など)を挙げている。