環境省は、平成23年度環境技術実証事業(自然地域トイレし尿処理技術分野)における実証運営機関として「特定非営利活動法人山のECHO」を選定し、同機関が実証機関の応募受付を開始すると発表した(応募受付期間:平成23年5月13日(金)から5月20日(金)17時必着)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証して情報公開することにより、技術の普及を目指すもの。実証機関は、実証運営機関からの委託又は請負契約を受け、実証対象技術の公募・審査、実証試験計画の策定、実証試験の実施、実証試験結果報告書の作成等の業務を行う。今回、実証対象となる技術は、山岳地や山麓、海岸、離島などの自然地域で、上下水道、電気(商用電源)、道路等のインフラの整備が不十分な地域、または自然環境保全に配慮しなければならない地域において、し尿を適切に処理する技術で、原則として洗浄水やし尿処理水を公共用水域等に放流・排水しない技術である。