環境省は、平成23年度環境技術実証事業(自然地域トイレし尿処理技術分野)において、(財)日本環境整備教育センターを実証機関に選定するとともに、実証対象技術の応募の受付を開始すると発表した(受付期間:平成23年6月9日(木)~22日(水)12時必着)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回、実証対象となる技術は、山岳地や山麓、海岸、離島などの自然地域で、上下水道、電気(商用電源)、道路等のインフラの整備が不十分な地域、または自然環境保全に配慮しなければならない地域において、し尿を適切に処理する技術で、原則として洗浄水やし尿処理水を公共用水域等に放流・排水しない技術となっている。