環境省は、外来種問題学習教材として、「外来種かみしばい」及び「外来種カードゲーム」を作成したと発表した。これは、生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP10)の開催を機に、平成23年1月に実施した外来生物問題等認知度調査の結果も踏まえ、外来種問題のさらなる普及啓発を目的に作成されたもの。かみしばいは、同会議の公式サイドイベントで上演したもので、主に小学校低学年が対象。ハブなどの駆除を目的に人の手で沖縄に放されたマングースが沖縄固有の希少種ヤンバルクイナの脅威となっている事実にスポットをあてた物語となっている。一方、カードゲームは、平成18年度の環境省地球環境研究総合推進費によるプロジェクトの中でWWFジャパンによって作成されたもので、主に小学5年生以上が対象。今回は専門家の改訂作業を経て第4版となる。「在来種」26種と「外来種」26種のカードにはそれぞれの生物種の特徴が記載されており、これらの情報を使って遊びながら外来種について学ぶことができる。同省では、全国の地方環境事務所等で貸出しを行うという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 外来種 | 生物多様性 | 環境省 | 環境学習 | 地方環境事務所 | 在来種 | 外来生物 | かみしばい | カードゲーム | WWFジャパン |
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