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 岡山県、平成22年度環境大気及び水質の常時監視結果を公表

発表日:2011.08.12


  岡山県は、平成22年度の環境大気及び水質の常時監視結果を公表した。岡山県では、国、岡山市、倉敷市などと協力し、県内の大気及び水質の状況を継続的に測定している。平成22年度の結果は以下のとおりであった。1)環境大気では、二酸化硫黄、一酸化炭素、二酸化窒素は、全ての地点(68測定局)で環境基準を達成したが、浮遊粒子状物質(SPM)の環境基準達成率は60%に低下した。これは黄砂が原因と考えられるという。さらに、光化学オキシダント及び微小粒子状物質(PM2.5)は、環境基準を達成できなかった。2)公共用水域では、健康項目について全測定地点(県下159地点)で環境基準を達成したが、生活環境項目のBOD及びCODの環境基準の達成状況は河川94%、湖沼0%、海域50%であった。なお、海域10地点で、自然由来と見られるウランが検出された。3)地下水では、県下35地点で概況調査(メッシュ調査等)を実施し、5地点で環境基準を超過した。また、過去に環境基準を超過した県下10地点の継続監視調査では、7地点で環境基準を超過し、汚染の継続が確認された。同県では、今後も引き続き常時監視を行い実態の把握に努めるとともに、環境基準の超過など異常があった場合は、緊急的な調査を行い、原因究明等に努めるという。

情報源 岡山県 報道発表資料
岡山県 平成22年度環境大気及び水質の常時監視結果について
機関 岡山県
分野 健康・化学物質
大気環境
水・土壌環境
キーワード BOD | SPM | 公共用水域 | 地下水 | 湖沼 | COD | 光化学オキシダント | 岡山県 | PM2.5 | 海域
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