福井県は、平成22年度の大気・水質等の常時監視結果を公表した。平成22年度の結果は以下のとおりであった。1)大気では、二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素、浮遊粒子状物質(SPM)の長期的評価は、全ての地点(31測定局)で環境基準を達成したが、SPMの短期的評価の環境基準達成率は73%であった。また、光化学オキシダント及び微小粒子状物質(PM2.5、1測定局のみ調査)は、環境基準を達成できなかった。PM2.5の非達成の原因は、黄砂の影響が考えられるという。2)有害大気汚染物質については、優先取組物質13項目を、5地点で測定した結果、すべての地点で環境基準・指針値を達成した。3)公共用水域では、常時監視を115地点(河川60、湖沼16、海域39)で実施し、健康項目では、114地点で環境基準を達成した。また、生活環境項目における河川のBOD及び海域のCODの環境基準の達成状況は100%であったが、湖沼のCODでは同50%であった。4)地下水では、概況調査を60地区で実施し、全ての地区において環境基準を下回った。また、継続監視調査を36地区で実施し、17地区で環境基準を超過したことが確認された。そのうち、トリクロロエチレン等による人為的原因が12地区、砒素による自然的原因が5地区であった。
情報源 |
福井県 報道発表資料
福井県 大気・水質の常時監視結果と公害苦情の概要(福井県) 福井県 平成22年度大気・水質の常時監視結果と公害苦情の概要(PDF) |
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機関 | 福井県 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | BOD | SPM | 公共用水域 | 地下水 | 湖沼 | COD | 光化学オキシダント | PM2.5 | 福井県 | 有害大気汚染物質 |
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