環境省は、揮発性有機化合物(VOC)の排出抑制対策を支援するパソコン用ソフト(EVABAT:エババット)の試験運用を開始すると発表した。このソフトは、VOCの排出抑制対策を推進するため、日本産業洗浄協議会及び東京大学が開発したもの。産業洗浄分野で塩素系洗浄剤(ジクロロメタン、トリクロロエチレン)を使用している中小事業者を想定ユーザとして、同事業者がVOC排出抑制対策を検討・実施する際に、自社の状況に応じて、投資可能な無理のない範囲で、最も効果の高い対策を検討することができるという。同省では、平成23年8月31日からベータ版ソフトの利用を開始し、利用結果のフィードバックにより、同ソフトのさらなる改良を行うとしている。