東京都は、平成22年度の大気汚染状況の測定結果を公表した。これは、都内の住宅地域等に設置している一般環境大気測定局(一般局)46局と、道路沿道に設置している自動車排出ガス測定局(自排局)35局における常時監視等の測定に基づくもの。その結果、平成22年度の環境基準の達成状況は、以下のとおりとなった。1)浮遊粒子状物質は、一般局では4年連続、自排局では6年連続で全測定局において達成。2)二酸化窒素(NO2)は、一般局では5年連続全測定局で達成、自排局では35局中32局で達成し、達成率91%で昨年度より2ポイント改善。3)光化学オキシダントは、すべての測定局で未達成。4)二酸化硫黄・一酸化炭素は、昭和63年度以降、すべての測定局で達成(三宅島が噴火した平成12年度を除く)。5)ベンゼン・トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン及びジクロロメタンは、平成16年度以降7年連続で全測定局で達成。都では、NO2の環境基準の全局での達成に向けた自動車排出ガス対策や、光化学オキシダント等の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の排出削減対策に、引き続き取り組んでいくという。
情報源 |
東京都 報道発表
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機関 | 東京都 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | ベンゼン | モニタリング | SO2 | 大気汚染 | 東京都 | VOC | SPM | 自動車排出ガス | 光化学オキシダント | NO2 |
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