環境省は、中央新幹線(東京都・名古屋市間)計画段階環境配慮書(長野県分)に対する環境省意見を提出した。中央新幹線については、長野県内を除く概略ルートを示した計画段階環境配慮書がすでに公表されており、国土交通省鉄道局より環境保全の見地からの意見を求められたため、環境省意見を平成23年7月に提出している。今回、長野県内の概略ルートを含む計画段階環境配慮書が公表されたため、前回提出した意見に加え、平成23年8月29日付けで環境省意見を提出した。同意見では、長野県内の路線位置を今後絞り込む際には、松川ダム貯水池及び名水百選の「猿庫の泉」をできる限り回避するよう検討することを求めている。また、地質・水文学的シミュレーション等により定量的な予測を行い、環境保全措置を十分検討するとともに、その効果を事後調査により確認する必要があるとしている。また、JR飯田駅周辺案については、騒音・振動・微気圧波・景観・日照障害・電波障害の影響が懸念されるとしている。さらに、南アルプス国立公園内の主要な展望地等からの景観に関する予測・評価が今後必要であるとしている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 環境総合 |
キーワード | 環境省 | シミュレーション | 景観 | 長野県 | 南アルプス国立公園 | 中央新幹線 | 環境配慮書 | ルート | 名水百選 | 飯田駅 |
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