(独)産業技術総合研究所(以下、産総研)は、安全や社会の持続可能性についての研究を行う「安全科学研究部門」を新設した。近年、産業活動等での災害・安全問題や化学物質リスクの問題、地球環境や資源枯渇の問題などに対する危機感が急速に増大しており、しかも、これらの問題の多くは互いにトレードオフの関係にあるため、問題解決が困難になっている。新設された研究部門では、これまで産総研内部の個別の研究組織で実施されてきた安全性や持続性に関わる研究成果(爆発・安全、化学物質リスク、ライフサイクルアセスメントなど)を融合させ、トレードオフの問題を総合的な観点から科学的に検討することにより、安全性や持続性を高めるための指針や、新技術の便益を最大限に享受できる方策をわかりやすく提示し、安全で持続可能性の高い社会の構築に貢献することを目指すという。