環境省と文部科学省は、旧緊急時避難準備区域の5市町村(南相馬市、田村市、川内村、広野町及び楢葉町)の復旧を支援するための放射線モニタリングアクションプランを公表した。これは、平成23年9月30日に緊急時避難準備区域の指定が解除された上記5市町村の復旧計画において、モニタリングの充実強化が求められていることなどを踏まえ、当該区域における復旧を支援する一環として、文部科学省、内閣府原子力被災者生活支援チーム、原子力災害現地対策本部、環境省等により各種モニタリングを実施するために取りまとめたもの。今回のプランでは、生活圏に着目した面的モニタリングに関して、これまでの測定結果を補完するため、生活道路を中心とした詳細モニタリングを実施するとともに、自治体の要望を踏まえ、飲用の井戸水や河川・水源地のモニタリングを新たに実施することが示された。今後、9月~11月中旬を目処に、各機関によるモニタリングを実施し、放射線分布マップ(前回の測定結果との統合マップを含む)の公表及び、モニタリングの結果の取りまとめ・公表を行うという。