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 電源開発(株)、(株)IHI、三井物産(株)、日豪共同の酸素燃焼による石炭火力でのCCS技術実証プロジェクトを開始

発表日:2008.03.31


  電源開発(株)(以下、Jパワー)、(株)IHI、三井物産(株)は、オーストラリアのカライド石炭火力発電所で行われる日豪酸素燃焼CCS実証プロジェクトに参画するため、2008年3月20日に日豪参加企業間7者による共同企業体(JV)設立の協定書を締結した。このプロジェクトは、既設の石炭火力発電所に酸素燃焼技術を導入し、CCS技術(CO2分離・回収、輸送、貯留)の一貫システムを検証する世界初の実証試験。2008年前半にカライドA発電所(発電容量30MW)の改造工事を開始し、2010年末から酸素燃焼技術によるゼロエッミション発電の実証試験を開始する計画であり、CO2貯留地点は発電所西部の地中深層部となる見通しという。今回導入される酸素燃焼技術は、JパワーとIHIが開発を行ってきたもので、予め空気から窒素を除去した後の高濃度の酸素で石炭を燃焼するため、排ガス中のCO2を容易に分離回収できる。

情報源 電源開発(株) ニュースリリース
(株)IHI プレスリリース
三井物産(株) ニュースリリース
機関 電源開発(株) (株)IHI 三井物産(株)
分野 地球環境
キーワード CCS | 三井物産 | 電源開発 | IHI | 石炭火力発電
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