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 (独)宇宙航空研究開発機構と世界銀行、気候変動への適応を目指し、陸域観測技術衛星「だいち」のデータ活用に関する覚書に調印

発表日:2008.04.18


  (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と世界銀行は、2008年4月17日、JAXAが開発・運用する陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の利用について覚書を交わした。世界銀行では、ラテンアメリカ・カリブ海地域全域において、破壊の危機にさらされている生態系の変化を把握するための効果的ツールとしてALOSを利用。同衛星のもたらす最新の詳細データと専門知識が、今後ラテンアメリカ・カリブ海地域における気候変動への対策強化に貢献することになる。最新機器を搭載したALOSは、土地被覆や天然資源を高解像度で撮影することができ、熱帯氷河の範囲や山岳・沿岸湿地帯の変化などの土地被覆や地形、さらにはサンゴ礁の状態も把握できる。これにより、コロンビアやメキシコのほか、ペルー、ボリビアとエクアドルのアンデス地域、ならびに西インド諸島での世界銀行の適応プロジェクトで活用される。

情報源 (独)宇宙航空研究開発機構 プレスリリース
機関 (独)宇宙航空研究開発機構
分野 地球環境
自然環境
キーワード 気候変動 | 宇宙航空研究開発機構 | 陸域観測技術衛星 | だいち | 世界銀行
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