川崎重工業(株)は、山口県防府市向けにごみ焼却・バイオガス化複合施設を納入したと発表した。今回納入した施設は、さらなる循環型社会の形成を目的に防府市が計画したもので、選別施設、バイオガス化施設、ごみ焼却施設、リサイクル施設を組み合わせた「ごみ処理複合施設」。選別施設で可燃ごみから選別された厨芥類などのごみは、下水・し尿汚泥とともにバイオガス化施設で高温乾式メタン発酵処理される。そこで回収したメタンガスは、ごみ焼却施設で可燃ごみやメタン発酵残渣の焼却時に回収した蒸気の過熱に利用され、高効率な廃棄物発電を行う。これにより、同施設は最大発電量3,600kW、発電効率23.5%(基準ごみ時)となる。発電した電力は、施設内で消費されるとともに、余剰電力を売電することで施設の維持管理費用の低減と、温室効果ガス(CO2)排出量削減に貢献する。さらに、リサイクル施設では、粗大ごみ、不燃ごみ、資源ごみ等から資源物の回収を行い、焼却施設より発生する焼却灰および飛灰はセメント原料として利用されるという。
情報源 |
川崎重工業(株) プレスリリース
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機関 | 川崎重工業(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | 廃棄物発電 | リサイクル | 温室効果ガス | 川崎重工業 | バイオガス | メタン | ごみ処理 | 施設 | 防府市 | 山口県 |
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