川崎重工業(株)は、鹿児島市から、「新南部清掃工場(ごみ焼却施設・バイオガス施設)整備・運営事業」を受注したと発表した。今回受注したごみ焼却施設は、220t/日(110t/日×2炉)の処理能力を持ち、並行流焼却炉をベースとしたストーカ式焼却炉に、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や排ガス再循環システムなどの高度な排ガス処理システムを設置することで、ダイオキシン類や一酸化炭素などの有害物質の排出抑制や排ガス量の低減を実現する。また、焼却炉に高温高圧ボイラと蒸気タービンを組み合わせて効率的な発電(最大発電量4,710kW)を行い、施設内の消費電力を賄うとともに余剰電力を売電する。一方、併設されるバイオガス施設は、60t/日(30t/日×2基)の処理能力を持ち、可燃ごみから選別された塵芥類を、し尿処理施設からの脱水汚泥とともに乾式メタン発酵処理を行う。発生したバイオガスは、精製後ガス会社へ供給され、都市ガスの原料として利用されるという。なお、完工予定は、2021年12月31日である。
情報源 |
川崎重工業(株) プレスリリース
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機関 | 川崎重工業(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル 大気環境 |
キーワード | 廃棄物発電 | 廃棄物処理 | 都市ガス | 川崎重工業 | バイオガス | 焼却炉 | メタン発酵 | 鹿児島市 |
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