島根県は、「島根県希少野生動植物の保護に関する条例」に基づき、3種の指定希少野生動植物を追加指定したと発表した。同県では、県、県民等、民間団体及び事業者が協働して希少野生動植物の保護を図ることにより生物の多様性を確保し、県民共有の財産である健全な自然環境を次代に継承することを目指して、平成22年3月に「島根県希少野生動植物の保護に関する条例」を制定している。今回、同条例に基づき捕獲等が禁止される指定希少野生動植物として、1)ミナミアカヒレタビラ(分類:動物、科名:コイ科)、2)カワラハンミョウ(分類:動物、科名:ハンミョウ科)、3)ヒメバイカモ(分類:植物、科名:キンポウゲ科)、の3種を指定した。これらは、生息地が極めて限定され、捕獲圧が高く、絶滅のおそれがあることから、特に保護を図る必要があるとしている。今回の指定により、平成22年12月に指定した2種(ダイコクコガネ(動物)とオニバス(植物))を含め、条例に基づく指定希少野生動植物は5種となった。