トヨタ自動車(株)は、自動車リサイクル法に基づくASR(シュレッダーダスト)・エアバッグ類・フロン類の特定3物品の2011年度再資源化等の実績を公表した。同法において、自動車メーカー等は特定3物品の引取り、リサイクル・適正処理の義務を担っている。同社は、ASRについては豊通リサイクル(株)に、エアバッグ類およびフロン類については(一社)自動車再資源化協力機構に業務委託し、引取り・リサイクル・処理を適正かつ効率的に行っている。その結果、2011年度は、ASRの引取りが66万台、重量にして14万トンで、うち13万トンを再資源化し、再資源化率は通年で約93%となった。さらに、エアバッグ類の引取りは42万台(147万個)、回収での再資源化率は94%と、法定基準85%を上回る水準を確保。フロン類についても適正に破壊処理を行った。同社は今後も、中長期で再資源化にかかる収支のバランスが取れるよう取組んでいくという。