富士電機(株)は、厚生労働省が定める食品中の放射性物質の新たな基準値に対応し、米袋に含まれる放射性セシウムを高速・高精度で測定できる「食品放射能検査システム」を、2012年7月から発売すると発表した。同社では、食品に含まれる放射性物質に社会的な関心が高まる中、2011年より、食品をダンボール等の梱包状態のまま、ベルトコンベアに載せ、連続的かつ簡単に測定できるシステムを発売している。今回、福島県が実施する、2012年秋以降に収穫される米の全袋検査に対応するため、米袋に梱包されたまま米の放射能を測定できるシステムを開発した。検出器の高感度化と遮へい構造の強化により、測定スピードを大幅にアップさせ、30kg米袋の場合、最速で約10秒で測定が可能となった。最初に測定物のサイズと重量を入力するだけで、周辺バックグラウンド環境含め、自動で測定を実施する。同社では今後も、同製品に適用している技術について、他の食品への対応や量産化に向けた更なる開発を行っていくという。
情報源 |
富士電機(株) ニュースリリース
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機関 | 富士電機(株) |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 厚生労働省 | 基準値 | 食品 | 米 | 検査 | 放射性物質 | 放射能 | 放射性セシウム | 富士電機 | バックグラウンド |
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