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 農林水産省、牛用飼料の放射性セシウムの暫定許容値を100ベクレル/kgに改訂

発表日:2012.02.03


  農林水産省は、牛用飼料の放射性セシウムの暫定許容値について、従来の「300ベクレル/kg」から「100ベクレル/kg」(粗飼料は水分含有量8割ベース、その他飼料は製品重量)に改訂すると発表した。これまで同省では、畜水産物が食品の放射性セシウムの基準値を超えないように、飼料中の放射性セシウムの暫定許容値として、1)牛、豚、家きん等用飼料:300ベクレル/kg、2)養殖魚用飼料:100ベクレル/kg、を設定してきた。今回、厚生労働省における食品の基準値の見直し検討をきっかけとして、これまでに蓄積してきた、飼料作物や牧草中に含まれる放射性物質等のデータを活用して、牛用飼料の暫定許容値を改訂し、関係者に周知することとした。また、これに合わせて、自給飼料の生産、飼養管理、除染対策の推進及び牧草の調査方法等について、県と連携を図りながら、生産者への指導を徹底するという。なお、豚、家きん等の飼料の暫定許容値についても、平成23年度内に改訂を行うとしている。

情報源 農林水産省 報道発表資料
機関 農林水産省
分野 健康・化学物質
キーワード 農林水産省 | 基準値 | 牧草 | 食品 | 飼料 | 牛 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 除染 | 暫定許容値
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