農林水産省は、「放射性物質低減のための原木きのこ栽培管理に関するガイドライン」を策定したと発表した。原木きのこは、福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の影響により、地域によって出荷制限が指示されている状況にある。このような中で、安全な原木きのこを安定的に供給していけるよう、放射性物質の影響を低減し、生産されたきのこが食品の基準値(100ベクレル/kg)を超えないようにするための具体的な栽培管理方法をガイドラインとして策定した。主な内容は、1)きのこ原木・ほだ木を指標値以下にする取組、2)放射性物質の影響を低減するための取組。出荷制限が指示された地域は、同ガイドラインに基づいて栽培管理を行い、基準値を超えるきのこが生産されないと判断された場合に、出荷制限の解除が可能となるという。