東洋紡績(株)は、放射性物質などの除染対応資材を開発したと発表した。今回開発したのは、以下の4点。1)セシウム吸着性シート製品:がれきなどから水分と共に漏れ出すセシウムを吸水・吸着し、セシウムの外部流出リスクを軽減。2)放射線遮蔽シート製品:柔軟性があり、遮蔽フィラーを配合した、環境負荷物質を含まないゴムシート。シートを重ね合わせることで、より高い遮蔽率が得られる。3)プルシアンブルー製品:ゼオライトの表面をプルシアンブルーで被覆したもので、セシウムを選択的に吸着・除去することが可能。4)セシウム吸着機能付き防草シート:除染後のエリアに敷設するセシウム吸着剤を付与した防草シートで、隣接する山林などからの流入水や、落ち葉やその腐敗物などに含まれているセシウムを吸着する。同社では、上記を含む28種類の除染対応資材および技術を、日本遮水工協会を通じて提案している。また、建設会社などと共同で実用性の評価を行い、復興現場での採用を目指し取り組みを進めていくという。
情報源 |
東洋紡績(株) ニュースリリース
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機関 | 東洋紡績(株) |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 東洋紡績 | 吸着 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 放射線 | 除染 | 遮蔽 | プルシアンブルー | ゼオライト |
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