凸版印刷(株)は、放射性物質を吸着するゼオライト機能紙の軽量タイプ・高強度タイプを開発したと発表した。ゼオライトは、放射性セシウムを吸着する吸着剤として知られ、農地や森林、水田などでの除染作業でゼオライト粉を散布する方法等が使われている。紙にゼオライトを高密度で充填した同社のゼオライト機能紙は、ロール原反での提供が可能なことから、対象の土地などに対して均一に、かつ簡単に敷き詰めることが可能となり、施工の手間が大幅に削減できる。また、ロール原反の状態で備蓄しておくことにより、緊急事態の際などにスピーディに加工するとともに、施工することが可能となる。今回、薄型の特殊シートを貼り合せて、敷設したゼオライト機能紙の回収性を高めた軽量タイプと、高強度の特殊シートを貼り合せて、耐加重などの強度を高めた高強度タイプを開発した。同社では、最終処分場や高圧洗浄による除染の際の下敷き、フレコンバックなどの内袋用途として販売を開始するという。
情報源 |
凸版印刷(株) ニュースリリース
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機関 | 凸版印刷(株) |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 凸版印刷 | 最終処分場 | 吸着剤 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 除染 | 強度 | ゼオライト | 回収性 |
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