(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)と大陽日酸(株)は、「膜・吸収ハイブリッド法」を用いたバイオガス濃縮装置を共同で開発し、平成20年1月よりコーンズ社のバイオガスプラント(北海道)で、実用化に向けた実ガスによるフィールド試験を実施して性能を実証した。「膜・吸収ハイブリッド法」は、燃焼排ガス中の炭酸ガスを低コスト、高純度で分離・回収することを目的としてRITEが開発した技術で、小規模なCO2分離では、現行の化学吸収法と比較して、熱源が必須でなく炭酸ガス分離に必要なエネルギーを1/2以下に低減可能という特長がある。今回、RITEと大陽日酸では、実ガスによる連続運転試験を実施して分離性能・耐久性などの評価・検証を行い、バイオガス分野における実用性に問題のないことを確認した。今後、最適な操作条件の評価と装置のコンパクト化を図り、平成21年度の実用化をめざすという。