ペルー、パリ協定の批准書を寄託
発表日:2016.07.26
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、2016年7月25日にペルーがパリ協定への批准書を国連に寄託したと発表した。気候変動に関するパリ協定は、フランスのパリで開催された国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択された。2016年4月22日にニューヨーク国連本部で国連事務総長主催のハイレベル署名式が行われ、174か国と欧州連合が同協定に署名し、うち15か国は批准書の寄託も行った。2016年7月25日現在、同協定の署名国は178か国で、このうち20か国は批准書、受諾書または承認書の寄託も済ませている。これら20か国の温室効果ガス排出量を合計すると、世界全体の0.4%になる。パリ協定の発効には、気候変動枠組条約の締約国のうち、合わせると世界全体の温室効果ガスの少なくとも55%を排出すると推定される最低55の締約国が批准書、受諾書、承認書または加入書を寄託する必要がある。署名国、批准、発効などパリ協定の状況に関する公式情報は、「国連条約集」のウェブサイトで提供されている。