環境省、硫酸ピッチの不適正処理の状況(平成21年度)を公表
発表日:2011.03.28
環境省は、平成21年度に確認された硫酸ピッチの不法投棄または不適正保管等(以下、不適正処理)の状況を公表した。硫酸ピッチは、不正軽油を密造する際に、A重油及び灯油に含まれている識別剤クマリンを除去する目的で濃硫酸による処理を行う工程で発生する、廃硫酸と廃炭化水素油との混合物。著しい腐食性や有毒ガス発生など、健康又は生活環境に著しい被害を生ずるおそれがある。今回の調査の結果、平成21年度に硫酸ピッチの不適正処理は確認されず、平成20年度に引き続き、2年連続で不適正処理件数が0件であった。また、ピーク時の平成15年度と比べ大幅に減少しており、経年的にも大きく減少している。なお、平成11年度から平成21年度までに確認された硫酸ピッチの不適正処理の累計は、件数で276件、量で69,465本であり、うち全て処理が完了しているものは、257件、65,905本であるという。
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