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 アメリカ環境保護庁、2011年の有害物質排出目録に基づき大気汚染は減少と発表

発表日:2013.01.16


  アメリカ環境保護庁(EPA)が公表した2011年版「有害物質排出目録」(TRI)の分析報告書によると、2011年、アメリカの有害物質の大気への排出は前年より8%減少し、過去数年の減少傾向が続いた。特に塩酸と水銀が減少しており、石炭火力発電所の排出抑制技術が整備されてきたこと、他の燃料源にシフトしているためだという。有害物質全体の排出量は40億9000万ポンドで、前年に続き増加した。これは採鉱での陸上処分等によるものだという。EPAのTRI制度は、一定の有害化学物質の大気や水系、土壌への排出量、および廃棄物管理や汚染抑制などの活動に関し情報を国民に提供するもので、製造、金属採掘、発電、商業的有害廃棄物処理施設などの施設が、毎年EPAや州などに提出するデータが元になっている。EPAのウェブ上のTRIツールを使えば、誰でも居住地域の有害化学物質排出に関する情報にアクセスできる。今回の分析では、汚染削減への施設の取組や、大気汚染物質減少の分析、部族の地区への放出の分析などが強化された。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 大気環境
キーワード 大気汚染 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 有害物質 | 有害化学物質 | 排出抑制 | TRI | 大気汚染物質 | 排出目録
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