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 韓国の国立生物資源研究所、2012年の調査で蘚苔類の新種2種と韓国未報告種28種を発見と発表

発表日:2013.04.11


  韓国国立生物資源研究所(NBR)は、2012年韓国在来生物資源調査の結果を公表し、蘚苔類の新種2種と、国内の在来種としては未報告の28種を発見したと発表した。蘚苔類は一般に「コケ」と呼ばれ、世界では約2万種が確認されており、韓国には今回の30種を含め、933種が生息している。今回の新種はアブラゴケ科とホウオウゴケ科に属する2種で済州島の谷間にある岩の上で発見され、地名をとってjejuensisとquelpartensisと命名された。未報告種については、日本でしか自生しないとされていたシャクシゴケが済州島で発見されたほか、クロジクトジクチゴケ、ミヤマコネジレゴケ、キヌゴケの一種が、江原道や全羅南道、慶尚北道、鬱陵島で発見された。NBRは、新しく発見された種を世界に紹介するため、今回の調査結果を内外のジャーナルに発表すると同時に、これまで国内ではあまり注目されてこなかった蘚苔類について、今後も調査を推進していきたいとしている。

情報源 韓国環境部(MOE) プレスリリース
国・地域 韓国
機関 韓国環境部(MOE)
分野 自然環境
キーワード コケ植物 | 調査 | 在来種 | 済州島 | 生物資源 | 韓国環境部 | NBR | 蘚苔類
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