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 韓国、生物多様性保全利用法案を国会で可決

発表日:2012.01.11


  韓国環境部は、生物多様性および生物資源の保全や、生態系をかく乱する恐れのある侵入種などの管理等を盛り込んだ「生物多様性の保全および利用に関する法案」が、2011年12月29日、国会本会議を通過したと発表した。今後韓国政府は、同法に基づき、生物多様性の体系的な保全・管理を行い、生物資源の持続可能な利用に関する制度の構築を目指す。同法は、2012年1月中に公布され、その1年後に施行される予定という。施行後、環境部は、1)生物多様性国家戦略の策定(5年ごと)、2)生物多様性に関する情報の統合的管理を目的とした生物多様性センターの設立と運営、および同国の固有種リスト作成など生物多様性の情報共有システムの設置、3)固有種を保護するため、北部地域の生物多様性に関する共同研究をはじめとした各種政策の推進、などができるようになる。環境部では、同法の制定により、国内の生物多様性および生態系の安定を強化するための基盤が得られたとしている。

情報源 韓国環境部(MOE) プレスリリース
国・地域 韓国
機関 韓国環境部(MOE)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 生態系 | 持続可能 | 法律 | 固有種 | 国家戦略 | 侵入種 | 生物資源 | 韓国環境部 | 生物多様性センター
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