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 倫理的バイオトレード連合、「2013年版生物多様性バロメータ」で、生物多様性への意識向上を報告

発表日:2013.04.19


  生物多様性に配慮した製品流通を目指す非営利組織の倫理的バイオトレード連合(UEBT)は、生物多様性に関する消費者等の意識調査をまとめた「2013年版生物多様性バロメータ」を発表した。今年はブラジル、中国など6か国6000人の消費者を対象に調査を実施した。その結果、生物多様性ということばを回答者の75%が知っており、48%が正確に定義できたという。このほか、1)中国の消費者は生物多様性の知識が高度(生物多様性を正確に定義できた回答者は64%)、2)消費者の87%は天然成分の由来について情報を求めており、大多数が、環境・倫理的な配慮をせずに調達・製造を行う企業の製品を購入しないと答えているが、生物多様性に関する企業報告(特に美容業界)は未だ不十分、3)富裕・高学歴層に加え、若年層の認識率が高い(80%)、等が指摘されている。ディアス生物多様性条約事務局長は「これらの結果は生物多様性への意識の高まりを示すだけでなく、生物多様性への配慮が世界の企業に膨大なチャンスをもたらすことも示している」と述べた。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 中国 | CBD | 消費者 | ブラジル | 生物多様性条約事務局 | 倫理的バイオトレード連合 | UEBT | バロメータ
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