生物多様性に配慮した製品流通を目指す倫理的バイオトレード連合(UEBT)は、「2014年版生物多様性バロメータ」を発表した。今年は、アメリカ、中国など8か国7000人の消費者を対象に、生物多様性の意識調査を実施した。調査によると、回答者の87%が生物多様性に配慮した原材料の使用を企業に求めていることがわかった。しかし世界の美容関連企業上位100社の内、ウェブサイトや企業報告で生物多様性に言及しているのは27%であった。新興国(ブラジル、ベトナム等)の関心が高く、90%以上が生物多様性について聞いたことがあり、内容を正しく定義できた数も49%と、先進国(ドイツ、フランス等)の2倍だった。透明性を求める声も増加し87%が天然成分使用の化粧品を求め、77%が成分の原産地に注意するという。UEBTは、こうした調査結果は「新興国市場に投資する企業には戦略的に重要」だとしている。個人的に生物多様性に貢献することが必要と答えた回答者も84%にのぼり、生物多様性事務局は、保全や持続可能な利用で連携できる可能性は大きいとしている。
情報源 | 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約事務局(CBD) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | 生物多様性条約 | CBD | 製品 | 消費者 | 意識調査 | 倫理的バイオトレード連合 | UEBT |
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