海外ニュース


 地方自治体のための生物多様性情報公開の手引き、GBIF等が作成

発表日:2012.05.25


  地球規模生物多様性情報機構(GBIF)と「イクレイ-持続可能性をめざす自治体協議会」(ICLEI)は、生物多様性条約の支援の下、地方自治体が生物多様性情報を保存・公開するための手引書を作成した。この手引書では、地方自治体が、環境に関わる管理や計画、生物多様性政策等の責任を担っており、これら資源の管理と利用を通じ、多大な生物多様性情報を収集・利用していると指摘。一方で、世界の各自治体が収集した生物多様性情報は、利用後に消失、あるいは統一した形式で保存されていない場合が多く、保存や共有が困難になっているという。こうした膨大なデータの共有・利用を図るため、この手引書は、GBIFが運営するネットワーク上にデータを保存・公開する手順やツールについて詳述している。これらに則ったデータ公開によって、地方レベルでの、生物多様性を考慮した計画策定に不可欠なデータが、インターネットを通じて無料で自由に閲覧可能となるとともに、地方・国・世界のデータベース拡大・向上にも寄与できるという。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース (PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | GBIF | 持続可能 | CBD | データベース | 地方自治体 | 生物多様性条約事務局 | 情報公開 | 手引書 | イクレイ
関連ニュース

関連する環境技術