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 携帯電話の電磁波はエレベーターなど密室空間では7倍に、韓国が研究結果を公表

発表日:2013.04.25


  韓国国立環境研究院(NIER)は、携帯電話が放射する電磁波の調査とその低減策検討のために2011年9月から1年間実施した研究の結果を公表した。それによると、携帯電話の電磁放射は、待機時は0.03~0.14V/m(ボルトメーター)、通話接続時は0.11~0.27V/m、通話時は0.08~0.24V/mで、放射強度は接続時に大幅に増加することが示された。したがって、電話をかける際は、電磁波の悪影響を最小限にするため、通話の相手が電話に出るまで、携帯電話を耳から話しておくことを専門家は勧めている。また放射は、高速で移動中には静止時(0.05~0.16V/m)の平均5倍(0.10~1.06V/m)に、エレベーター内など閉じた空間で電話をすると、開放された空間(0.08~0.86V/m)での7倍に増える(0.15~5.01V/m)こともわかった。NIERは、携帯電話の電磁放射はわずかだが、長時間にわたって受け続ければ身体に害を及ぼすこともありうるとしている。

情報源 韓国環境部(MOE) プレスリリース
国・地域 韓国
機関 韓国環境部(MOE)
分野 健康・化学物質 環境総合
キーワード 携帯電話 | 健康影響 | 国立環境研究院 | NIER | 韓国環境部 | 電磁波 | 電磁放射
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