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 ドイツ環境省、汚染物質に対するヒトの曝露データの重要性を強調

発表日:2010.09.27


  ドイツ連邦環境省(BMU)のレトゲン大臣は、ヒト・バイオモニタリング(HBM)が、国民に有害な汚染物質を検出するための優れた早期警戒システムであり、化学物質政策にとって重要な手段である、との見解を表明した。現在開催されているHBM会議で述べたもので、大臣は、子供らの可塑剤への曝露が増大していることへの懸念も表明した。今回の会議は、ドイツ連邦環境省と連邦環境庁(UBA)が主催し、36カ国から専門家が出席。1)曝露の把握・評価におけるHBMの可能性と限界、2)優先してモニタリングすべき化学物質とその健康影響、3)環境・健康分野の国内外のイニシアティブへのHBMの統合、の3テーマを柱として、これまでのHBMプログラムの成果や現行プロジェクトの内容と目的、データの評価などを議論している。HBMは、健康に関連する環境保護にとって重要な手段で、人体に吸収される化学物質とその程度、影響を受けやすい人口集団の有無、実施した化学政策や化学物質規制の効果などに関する科学的データを、環境政策のために提供している。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 健康・化学物質
キーワード モニタリング | 化学物質 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 曝露 | 環境政策 | 可塑剤 | 化学物質規制 | 健康影響 | HBM
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