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 ドイツ連邦環境省、製紙工程の排水リサイクル・熱回収プロジェクトに補助

発表日:2008.07.14


  ドイツ連邦環境省は、製紙工程の排水リサイクル・熱回収を目指す、アルベルト・ケーラー社(バーデン・ヴュッテンブルク州)のパイロット事業に、環境イノベーションプログラムから55万ユーロを補助すると発表した。同社は、古紙から厚紙を製造しており、今回の計画は、資源の節約と気候保護が両立することを示すもの。環境面で2つのメリット、(1)排水処理技術を発展させるとともに、製紙工場で水の消費量を大幅に削減して水資源を有効利用すること、(2)熱回収で化石燃料を節約すること、が期待されている。具体的には、膜バイオリアクターと逆浸透膜設備を併設した新型の排水洗浄施設を利用し、94%の排水を再び製造工程に戻す。また水を予熱するために必要なエネルギーを、汚水から熱交換器で得るようにする。排水中の熱で同社が必要なエネルギー量をカバーし、年間約2000トンのCO2を削減できる見通し。地方自治体の下水処理施設に流入する有害物質も減少し、水域への負荷も軽減される。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境 水・土壌環境
キーワード リサイクル | 排水処理 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 排水 | 製紙 | 熱回収
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