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 世界資源研究所、世界の食品ロス・廃棄を減らす10の方法を提案

発表日:2013.06.06


  世界資源研究所(WRI)は、新たに発表した調査報告『食品のロス・廃棄を削減する』に基づき、世界の食品ロスと廃棄を削減するための方法を提案した。同報告では、直ちに実行できる低コストの方法として、1)生産者における貯蔵方法の改善、2)食品の再分配、3)「消費期限」等を表示する食品ラベルの改善など、途上国・先進国双方で実行可能な5つの方法を提案。また、国際社会のレベルで分野横断的な対策を講じる必要もあるとし、1)測定方法の国際標準の策定、2)国際、国、地域、企業レベルでの目標の設定、3)途上国におけるポストハーベストロス(収穫後の損失)削減への資金拡充など、さらに5つの方法を提示している。WRIによると、現在生産されている食糧の約4分の1は損失・廃棄されており、これを改善することが、2050年には90億超となる世界人口に対し持続的に食糧を供給するための重要な一歩になる。食糧価格が過去最高値を記録し、世界の食糧需要が増加し続けるなか、廃棄量の大幅削減に向け早急に取り組む必要があるという。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード 途上国 | 世界資源研究所 | WRI | 食品廃棄物 | 先進国 | 貯蔵 | 食品 | 食糧 | 生産者 | 方法
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