ドイツ連邦環境省(BMU)は、ドイツ最大の生息地連続地帯である「グリーンベルト」において、脆弱となった180キロメートルを保護するプロジェクトを開始すると発表した。旧東西ドイツの国境地帯であったグリーンベルトは、バルト海沿岸から内陸へと1400キロメートルに及ぶ地帯で、1200種以上の絶滅危惧種が生息している。プロジェクトでは、保護の対象区域3カ所について、州、自治体、民間の自然保護基金といった土地所有者に働きかけ、多様な用途により危機的な状況にある生息空間を修復するとともに、種・生息地の充実強化を目指す。プロジェクトに対し、BMUが連邦生物多様性プログラムから160万ユーロ以上を拠出し、連邦自然保護庁がプロジェクトの認可機関として専門的部分を管轄、環境保護団体であるBUNDがプロジェクトの実行を担う。ドイツの国家生物多様性戦略の中心的プロジェクトと位置付けられるこの取組は、グリーンベルトを連続した生息環境として開発し、またドイツの歴史を伝えるシンボルとして維持することを目指している。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 絶滅危惧種 | 生息地 | 保護 | 生息環境 | グリーンベルト | ドイツ連邦自然保護庁 | BUND |
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