ドイツ連邦環境省(BMU)は、連邦自然保護庁と共に『自然データ2012年版』を発表した。これは、ドイツ国内における自然と景観の現状・利用状況を概観するもので、生物多様性の危機に関する科学的データや情報、またその保全への施策等をみることができる。それによると、ドイツは近年、生物多様性保全へ向けて精力的に取り組み、自然保護地域は1997~2010年で約82万4000haから約131万haへ増加し、環境・自然保護に配慮した経済モデル地域である生物圏保護区も近年16区域185万haまで拡大した。干潟やブナ林地域の世界遺産登録、レッドリスト記載の動物種の個体数回復、国内30地域の生物多様性・生態系サービスのホットスポット保全等の成果も上げている。しかし、多くの種と生息地の危機は依然として続いており、今後は再生可能エネルギーとそのインフラを自然と両立した形で開発するなど、自然保護をあらゆる政策分野に組み入れ、州・連邦・国際レベルで連携した取り組みを進める必要があるという。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 生態系 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 自然保護 | 生息地 | 生物圏保護区域 | レッドリスト | 施策 | ドイツ連邦自然保護庁 |
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