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 EU、オゾン層破壊物質に関する規則を改正へ

発表日:2008.08.01


  欧州委員会は、オゾン層保護に関する現行規則の改正案を提案した。改正は、現行規則の簡素化、オゾン層破壊物質の段階的廃止に向けたEUの取組みの進展を反映することを目指すもの。オゾン層破壊物質の例外的な使用や輸出入の条件等に関する条項を明確にすることで規則の実施を改善するとともに、オゾン層破壊物質の段階的廃止に向けた取組みの進展に伴い、不要となった条項を削除する。オゾン層破壊物質の違法取引・違法使用を防止する追加的な措置も盛り込んだ。また、改正のもう一つの目的は、現在もEU内に残存するオゾン層破壊物質の対策で、冷蔵冷凍機器や建物の断熱材等に含まれているこれらの物質が、大気中に放出されるのを防止する対策を盛り込んだ。この対策は気候変動対策にもつながり、CO2換算で年間1億トンの温室効果ガスの排出を抑制する効果がある。オゾン層は、2050~2075年までには、1980年以前のレベルに回復すると予測されている。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 地球環境
キーワード オゾン層 | 欧州委員会 | 破壊物質 | 規則
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