2013年9月20日と21日、フランスの環境政策(エコロジカル・トランジション)に関する第2回環境会議が、オランド大統領、ジャン・マルク・エロー首相列席のもと、「経済・社会・環境評議会」(CESE)の本部で開かれ、この政策実施のための第2次ロードマップ「環境のための50対策」が発表された。利害関係者らを集めたこの会議では、総勢13名の大臣が共同議長となって5つの円卓会議が行われた。この円卓会議は、新たに設置された国家エコロジカル・トランジション諮問委員会(CNTE)の形態をとり、議員グループ、労働組合、雇用者組織、地方自治体組織、環境NGO等で構成されていた。第2次ロードマップに示された50の対策は利害関係者との事前作業と5つの円卓会議の議論に基づくものであり、今後政府がとる措置の指針となる。ロードマップの実施状況はCNTEに定期的に伝えられる。これをふまえ、CNTEはエコロジカル・トランジションに関する来年の環境会議の準備にも密接に関わっていくという。