欧州委員会(EC)は、航空機の温室効果ガス排出に対処する国際的なメカニズムの導入が国連の国際民間航空機関(ICAO)総会で決定したことを受け、この決定に対する歓迎の意を表明した。ICAO総会は、温室効果ガス排出削減を目指す市場ベースの国際的メカニズムを2016年までに構築し、2020年に実施できるようにすることで合意した。この制度と並行し、排出削減の技術・運用面の対策(代替航空燃料の利用や航空航法の向上促進など)も進められるという。今回の決定により、航空産業は排出量削減に国際的な市場メカニズムを適用する最初の国際輸送部門となる。航空部門は世界全体のCO2排出量の3%を占めているが、ICAOの統計では、国際航空によるCO2排出量は2050年までに2010年レベルの4~6倍に増加すると予測されている。ECは欧州議会やEU加盟国と連携し、今回のICAOの決定をさらに詳しく評価したのち、EU排出量取引制度に関して次の段階を決定するとしている。
情報源 | 欧州委員会(EC) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会(EC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | CO2 | 国連 | 温室効果ガス | 燃料 | 欧州委員会 | 排出削減 | 航空機 | EC | 国際民間航空機関 | ICAO |
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