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 欧州委員会、船舶からの温室効果ガス排出削減のため意見公募を開始

発表日:2012.01.19


  欧州委員会(EC)は、船舶からの温室効果ガス排出削減策に関する意見公募を開始した。船舶から排出される温室効果ガスは、世界全体のCO2排出量の約3%を占めており、追加措置が取られなければ、2050年までに2倍以上増大すると見込まれている。しかし、国際海事機関や国連気候変動枠組条約などの努力にも関わらず、船舶の排出規制措置の国際的合意に向けて大きな進展がないため、欧州議会と加盟国はECに対応策を求めていた。EUは、全部門の温室効果ガス総排出量を2020年までに20%以上削減することを目標としており、2008年に定められた法令では、船舶部門の排出削減を盛り込んだ国際的合意が2011年末までに承認されない場合、船舶部門をEUの削減目標に含める提案をECが行うこととしている。排出削減策を導入すれば、燃料消費が減り、年間数十億ユーロの燃料費削減も可能で、低炭素の船舶機器・サービスへの需要も促されるとECは指摘している。意見公募は2012年4月12日まで行われる。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 地球環境
キーワード CO2 | 国際海事機関 | 船舶 | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | 欧州委員会 | EU | 排出削減 | 低炭素 | 削減目標
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