生物多様性条約(CBD)事務局は、LifeWebイニシアティブ(生物多様性保全プロジェクトへの資金提供を図るCBDの取組)が、地球規模で起きている生物種の絶滅の危機を重視し、生物多様性愛知目標への前進を図るため、「絶滅ゼロ」キャンペーンを開始すると発表した。現在、絶滅のおそれについて評価した世界の生物種のうち3分の1が絶滅の危機にあり、これは地球上で6回目の大量絶滅にあたると考えられている。生物多様性は適切に機能する生態系を維持するうえで不可欠であり、CBD締約国は、既知の絶滅危惧種の絶滅を食い止めるため、愛知目標12という明確な目標に合意している。絶滅ゼロキャンペーンはこの目標実現に向け、生物多様性保全プロジェクトを行う途上国がそのプロジェクトと必要な資金を示すプラットフォームとなって、資金援助機関等と途上国とのパートナーシップを推進する。キャンペーン対象プロジェクトの例としては、絶滅危惧種に残された生息地の保護プロジェクト、侵略的外来種を根絶するプロジェクト等がある。
情報源 | 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約事務局(CBD) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 生態系 | 絶滅危惧種 | 生物多様性条約 | CBD | 保護 | 生物種 | 保全 | 愛知目標 | キャンペーン |
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