生物多様性条約(CBD)は、メキシコのカンクンで開催された生物多様性条約第13回締約国会議(COP13)で、農林水産業や観光業における生物多様性の主流化を通じて愛知目標の実現を加速し、持続可能な開発目標やパリ気候協定等との連携を高める様々な行動が合意されたと報告した。その主な合意内容は、1)CBD、カルタヘナ議定書、名古屋議定書の実施に向けた能力開発を強化・支援する行動計画(2017~2020年)、2)花粉媒介者・花粉媒介および食糧生産に関するIPBESによる評価の活用、3)生物多様性が極めて高い国家グループによる保護地域の拡大(メキシコは海洋保護区を23%に拡大)、4)生態系の回復に関する短期行動計画、5)生態学的・生物学的に重要な海域(EBSA)の記載、海洋空間計画・海洋ごみ・水中騒音に関する取組推進による海洋アジェンダの前進、等である。この他、気候関連の地球工学、伝統的知識、資金メカニズム(GEF)、資金動員、2つの議定書の実施強化、合成生物学などの課題についても前進した。
情報源 | 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約(CBD) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 生態系 | 行動計画 | 生物多様性条約 | CBD | 農林水産業 | 観光 | 愛知目標 | 保護地域 | 花粉媒介 |
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