イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、大気環境の浄化を目指す地方自治体の30を超えるプロジェクトに、年次大気環境助成プログラムから総額100万ポンドを助成すると発表した。このプログラムは1997年に開始され、これまでに地方自治体における大気環境のモニタリングと改善への取組を支援するため5000万ポンド超が支援されている。2013~2014年度は、道路交通による二酸化窒素汚染への取組を重点とし、チチェスターにおける自転車を奨励する新計画(約2万1000ポンド)、ケンブリッジにおける時速20マイルゾーンの導入支援(約1万9000ポンド)、ノース・ハートフォードシャーにおける重量物運搬車(HGV)ルートと道路配置の変更を目指した実現可能性調査(約2万3000ポンド)など、28地方自治体地域の30超のプロジェクトにそれぞれ1万~6万ポンドが助成される。今回支援を受けた自治体は、来年11月までに進捗報告書を提出し、助成金が適正に使用されているか監査を受けることになっている。