イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、大気の二酸化窒素(NO2)汚染を改善するための地方・国の計画案を公表した。イギリスは、ロンドンで既に低排出区域が設けられており、2015年には初の完全電動のバスの運行が予定されているなど、大気質改善に積極的に取り組んでいる。これまでの取組から、2010年比で主要道路沿いのNO2の平均濃度が15%低下するなどの効果が見られているうえ、大気質改善の取組は経済成長と両立可能であることも示されているという。しかし、主要都市を中心に、大気質目標の達成のため一層の取組が必要とされている。今回の計画案では、地方自治体で取りうる施策の例として、大気浄化重点区域の設置、電気自動車充電スタンド網の拡充、低炭素バスおよびタクシーの導入やクリーン車両への転換、自転車インフラの改善、パークアンドライドの導入と拡充などの案を示している。Defraは、この計画案について、地方や運輸部門の公共団体、企業、一般市民から意見を募集するとしている。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | 電気自動車 | 大気汚染 | 低炭素 | 二酸化窒素 | NO2 | 運輸部門 | 大気浄化 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 大気質 |
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