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 カナダ、絶滅危惧種キジオライチョウの緊急保護令を発令

発表日:2013.12.04


  カナダ政府は、連邦絶滅危惧種法に基づき、キジオライチョウを守るための緊急保護令を発令、2014年2月18日から施行すると発表した。キジオライチョウは、アルバータ、サスカチェワン両州南部にまたがる独特のプレーリー生態系に依存する鳥で、2012年の推計では、カナダ国内の成鳥は93~138羽しかいないとされる。緊急保護令はキジオライチョウとその重要生息地を保護するために公有地に各種制限を設けるが、私有地には適用されない。また、公有地でも家畜の放牧は制限せず、連邦・州政府や企業、土地所有者らが連携する任意の保護措置も加えて、土地所有者や農業生産者への影響を最小限に抑えつつ保護の強化を目指す。政府は、向こう3年間で100万ドル以上の資金拠出をすでに決定したほか、土地所有者らを支援するために生息地管理プログラムからの追加資金も投入される見込み。緊急保護令は、生物種の生存に切迫した危険が迫っており、現状の保護措置が不適切な場合に発令されるもので、発動されるのは、同法施行以来初めてになる。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 自然環境
キーワード 絶滅危惧種 | カナダ環境省 | 生息地 | 保護 | 生物種 | キジオライチョウ | プレーリー生態系
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