侵略的外来種の根絶を急ぐと絶滅危惧種をも圧迫する可能性、アメリカの科学者らが指摘

発表日:2014.05.29

侵略的外来種の性急な駆除が絶滅危惧種を脅かす恐れがあるとの研究結果を、アメリカ国立科学財団(NSF)の支援を受けたカリフォルニア大学の科学者らが「サイエンス」誌に発表した。サンフランシスコ湾にのみ生息する鳥、カリフォルニアオニクイナの本来の生息環境は、都市開発と塩生植物の外来スパルティナの侵略によって徐々に消滅し、クイナは現在では営巣地としてこのスパルティナに依存している。そのことから、科学者らは、外来植物の駆除と在来植物の回復を急ぐのではなく、生態系全体の復元あるいは自然な回復が絶滅危惧種に最適な生息環境をもたらすまで、外来種の駆除を遅らせた方が良いと指摘。研究では、外来種の駆除、絶滅危惧種の回復、財政の条件等、様々な管理目標のバランスをとる、マネジメントの枠組みをモデル化した。その結果、様々な観点から検討した全体的な管理システムや予算支出のタイミングをより長いスパンで考える必要性があるとしている。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 自然環境
キーワード 生態系 | アメリカ国立科学財団 | NSF | 絶滅危惧種 | 生息環境 | 外来植物 | 侵略的外来種 | カリフォルニア大学 | カリフォルニアオニクイナ
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