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 イギリス、テムズ川の水質を守る新潮路トンネルの建設を決定

発表日:2014.09.12


  イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)とコミュニティ・地方自治省(CLG)は、テムズ川の水質を守るため、ロンドンに新潮路トンネルを建設する計画を許可したことを発表した。ロンドンではヴィクトリア朝時代に作られた旧式の下水道システムを利用しているため、大雨発生時に下水が流出し、テムズ川の水を汚染することが問題となっている。このトンネル建設により、ロンドンの下水道システムを近代化し、テムズ川の水質が改善されると期待されている。トンネルはロンドン西部のアクトン雨水滞留池からロンドン東部のアビー・ミル・ポンプ場を結ぶもので、貯水容量は125万立方メートルになるという。建設作業は2016年に開始され、2023年に完成が予定されている。Defraのエリザベス・トラス大臣は「21世紀にもなって、ロンドンは大雨の度に河川の汚染が起こるような都市であってはならない。トンネル建設は時代遅れの下水道システムを改善する最良の解決策だ」としている。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 水・土壌環境
キーワード 下水道 | 水質 | 水質汚染 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | トンネル | テムズ川
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