イギリスの研究者ら、自動車による大気汚染を詳細に分析する最新測定機器をロンドン市内に設置

発表日:2014.09.19

イギリス自然環境研究会議(NERC)の助成を受けた研究チームは、自動車による大気汚染を詳細に分析する最新測定機器「Xact」をロンドン市内に設置した。従来、自動車による大気汚染の分析では、排出ガスに含まれる粒子に注目が集まっていた。しかし最近では、汚染の半分近くが排出ガス以外の要因で説明できると考えられている。Xactは、蛍光X線技術を利用して24種類の化学物質の濃度を正確に測定するもので、ブレーキやタイヤ・トレッドの摩耗、道路粉塵など、排出ガス以外の大気汚染の要因を分析できる。Xactを既存の機器と組み合わせることで、自動車による大気汚染を構成する化学物質の全体像を把握できるという。また、これまでは収集したサンプルを研究室へ持ち帰り分析する必要があったため測定の回数と規則性が制限されていた。Xactでは、サンプルを最頻15分間隔で自動的に収集して分析することができる。なお、Xactの実用は、欧州では今回が初めてで、ロンドン中心部のような都市環境に設置した前例もないという。

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