都市部の大気質を改善するため、ドイツ連邦環境省(BMUB)とモデル都市が共同で実施するパイロットプロジェクトに関し、モデル都市の代表者らが最初の提案を発表した。モデル都市には、大気汚染の程度(窒素酸化物の基準超過)が異なる、ボン、エッセン等5都市が選ばれている。提案には公共交通の利用を促進する財政措置、レンタル自転車システムの促進、大型トラックの部分的乗り入れ規制等が含まれた。たとえば交通手段を自家用車から公共交通や自転車に切り替えた住民に、公共交通やカーシェアリングを利用する際に与えられる優遇措置等がある。その実施には地方交通の頻繁な運行が必要であり、鉄道会社による貢献が不可欠だとしている。また連邦政府と自動車産業には、既存車両の改修による排ガス削減が期待されている。連邦政府は、期間を限定して安い公共交通サービスの試験的実施を許可し支援することに同意しており、今後さらに詳細な計画を立てるため、モデル都市、5つの交通連盟、州および連邦の代表者による会議が計画されている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | 公共交通 | 大気汚染 | 自動車 | カーシェアリング | 都市 | ドイツ連邦環境省 | 鉄道 | 自転車 | 排ガス | BMUB |
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